だから、わたしは思うんですよ。...

だから、わたしは思うんですよ。
亡びないのはひとり、
ひとりの生き方だけだってね。

(影踏み鬼、葉室麟)

人は、自分の生き方すら、
ままならない。

それでいて、
自分の子供とか知人の生き方を
心配したり、そうじゃなくて
こんなふうにしたらいいのに...
とか考えたりする。

たしかに、そんなふうに考えるのは、
誰にでもゆるされる自由だろうけど、
だいたいは、
聞き入れられるものじゃない。

そして、
聞き入れられないことは
別にたいしたことじゃない。

その人自身が、
その人の人生に責任をもって選び、
それに応じた人生の実を得て、
自分なりに反省したり、
喜んでいればいいだけのこと。

自分の子供であろうと、
伴侶や親であろうと、
大切な友人であろうと、
なすがままにしておけばいい...

ということは分かっていても、
やっぱり、放っておけない。

それは、心底心配なときもあるが、
うまくいかない時の影響が
自分にも及んだりするから。
あるいは、うまくいくことで
自分も楽しみたいというか、
喜びたい気持ちが強いこともあるから。

ただ、いくら期待しても、
他人の人生であることに変わりない。
それが、現実なんだな。

(参考) 影踏み鬼(葉室麟)

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