努力しないで
かなう夢なんて何もない。

(美女千里を走る、林真理子)

他人の成功談は、
時に「劇薬」だと思われる。

ひとつは、憧れて、
その通りに真似たくなるから。
しかし、ただ真似るだけで、
うまくいくとは限らない。
やるタイミング、やり方、才能の方向性が
微妙に違うだけで、結果も違ってくる。

たとえば、音楽バンドをやりたい人が、
BUMP OF CHICKEN ボーカル藤原さんの
高校中退→成功した話を聞いて、
よし、俺も高校の勉強なんか止めて
音楽一筋でいくぞと決心し突き進んでも、
おそらく、99.99%の人は同じ成功をつかめない。

もう1つ例をあげれば、
今なお、メールやブログ、はたまたSNSで
広げたり、売られたり、誘い込もうとする
インターネットでの成功談を
マニュアル化(?)した情報商材の販売(勧誘)。
貧乏男(女)が、無能男(女)が、元○○が成功した、
なんて言葉を使って、難しくない方法で
「ネットを使って」成功する方法があるよ、
という具合に、まず読者を煽るところから始まる。
今は、直接販売するのが難しくなって、
広告をクリックさせることを目的にする煽りも
多くなってきたような気もする。
いずれにしろ、人の「野望」「欲望」を
食いものにしようというアプローチだ。
夢や目標、願望を持つのは悪くない。
しかし、それらが利用され、
食いものにされたら、次を持てなくなるほど、
自分の中の何かが壊されてしまうこともある。

だから、場合によっては、
成功談より、他人の失敗談の方が、
おそらく「効き目」があるかもしれない。
それは、ただ真似るのではなく、
同じ失敗をしないようなオリジナリティを
考えさせる機会を与えるからだべな。