おなら

一度も傷つかず、
傷つけもしなかった人生なんて、
おならみたいなもんだわ。

(人間の煩悩、佐藤 愛子)

おならは、空気である。
臭いや何かの成分が含まれているとしても、
基本は、空気に過ぎない。
その空気が、体の内部でまとまって、
大腸から抜け出て行こうとする時には、
何をも傷つけないし、
何からも傷つけられるものがない。
何にも中身がないのだから、そうなる。