比べたところで

苦しみの度合いも違うだろうが、
比べたところで
なんにも楽にならない。
感受性も考え方も
人の数だけあるから、
どれくらいつらいかは
本人にしかわからない。

その人がそのときに
感じていることがすべてで、
他の人の経験や、
自分の別の体験と、
いちいち比べて
認識する必要などない。

(母ではなくて、親になる、山崎ナオコーラ)

比べても仕方ないのに、
比べてしまう。
それは、自分が比べている時には、
気がつかない。
比べられて苦痛を感じて初めて、
その比べることの「仕方なさ」が
分かってくるのだ。