悲観のし方

どんなに真剣に願い、
一所懸命頑張っても、
成功しないことは多い。
問題は解決しないし、
挑戦は失敗する。...
そういった挫折を積み重ねて初めて、
思いどおりにはいかないものだ、
願いは簡単に叶うものではない、
ということが理解できる。
失敗することによって、
悲観のし方を覚える。

ところが現代の子供たちは、
その失敗もなかなかさせてもらえない。
周りにいる大人たちが、
成功を演出してしまうし、
たとえ失敗をしても、
「たまたま運が悪かっただけだ」
「一所懸命やったことに価値がある」
と慰めようとする。

(悲観する力、森博嗣)

悲観することが、
悪いことばかりとは限らない。
何らかの意味で、悲観が、
自分の人生や身体を守ることがある。
成長させることがある。
どんな感情も、次の成長につながる。