負ける気

高校生のころは、負ける気がしなかった。誰もがそうだと思う。相手が何なのか、勝ち負けとは何なのか、そんなもの何もわかってはいなかったが、とにかく、高校生であったあのころは誰でも、何にも負ける気がしなかったはずだ。

(時をかけるゆとり、朝井リョウ)