センス

将棋のセンスがいいだけの者は、どこにでもいる。一流と二流の差は、先を読む力だ。何手先まで正確に読めるか、それがプロになれるかどうかの別れ道になる。
 将棋のプロは、一度に百手以上を読む。有望な手を三手から五手くらに絞り、それぞれについて数十手先まで検討する。それには、卓越した記憶力が必要だ。頭のなかに将棋盤を持ち、駒の配置を瞬時に図形として把握する力が必須となる。

(盤上の向日葵、柚月 裕子)