破壊

わたしは、破壊されることを望んでいる。
焼き焦がされることを欲している。
わたしにとって、生きている喜びは、
生の実感は、破壊によってしか
感じられないし、得られない。
なぜなら、破壊されるたびにわたしは強くなれる。
生まれ変われる。よりしなやかに、より美しくなれる。
折れない枝のように、薔薇のように、猛獣のように。
(いちばん近くて遠い、小手鞠るい)