敗者

なぜ敗者が好きかというと、勝者はひとりですが、敗者はたくさんいます。もしかしたら、ぼくもそのうちのひとりなのかもしれないし、やはり何かを成し遂げられる人よりは世に出ることなく人生をまっとうする人が断然多いわけですから、そういう人たちの代表として信繁を描きたかったのです。

(真田歴史読本、三谷幸喜)