思い込み

人間は、機械などよりもはるかに不確定だから、信じていたのに裏切られる、という場面が頻繁である。そもそも、信じていたのが勝手な思い込み、つまりは観察不足による見込み違いなのである。詐欺のように、本当に相手が悪い場合も稀にあるけれど、多くの場合、そうなることを予測できなかった自分の落ち度と捉えるのが妥当なところだろう。

(悲観する力、森博嗣)