理解

どんなに真剣に願い、一所懸命頑張っても、成功しないことは多い。問題は解決しないし、挑戦は失敗する。...
そういった挫折を積み重ねて初めて、思いどおりにはいかないものだ、願いは簡単に叶うものではない、ということが理解できる。失敗することによって、悲観のし方を覚える。ところが現代の子供たちは、その失敗もなかなかさせてもらえない。周りにいる大人たちが、成功を演出してしまうし、たとえ失敗をしても、「たまたま運が悪かっただけだ」「一所懸命やったことに価値がある」と慰めようとする。

(悲観する力、森博嗣)