わけあい伝えていく

すべてが失われたわけではない。言葉があるからこそ、一番大切なものが俺たちの心のなかに残った。
 生命活動が終わっても、肉体が灰となっても。物理的な死を超えてなお、魂は生きつづけることがあるのだと証すもの-、先生の思い出が。
 先生のたたずまい、先生の言動。それらを語りあい、記憶をわけあい伝えていくためには、絶対に言葉が必要だ。

(舟を編む、三浦しをん)
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