だらしない

社会的に評価が高い男というのは、本人が自分自身にあらゆる面での完璧を求めた結果、できあがるのである。だから彼らは、弱味を他人に見せることに慣れていない。だれかと個人的に親しくつきあうのは、いろいろとだらしない姿を見せることにも繋がる。彼らは、自分が相手にだらしない姿を見せることにも、また逆に、相手のだらしない姿を見せられることにも、我慢がならないのだろう。仕事が忙しいことも相まって、彼らは「私生活でだれかと親しくつきあう」ことを敬遠するようになる。

(乙女なげやり、三浦しをん)