信仰

神が在るということは、信仰心のある人びとによっては自明のことだったので、証明する必要なんてなかったし、別の人びとは、神があるというのは証明不可能だから、つまり神の本質なんて人間には認識できないという観点から、それは信仰によって保持されるべきだと考えた。つまりどちらも信仰が基盤になっていたんだ。

(モナドの領域、筒井康隆)