途上

いつも、死は、その途上でその人に訪れるのです。
 軽々しく、人の人生に価値などつけられるものではありませんが、その人が死んだ時、いったい、何の途上であったのか、たぶんそのことこそが重要なのだと思います。

(神々の山嶺(下)、夢枕獏)