家族の対応

専門家からすれば、
認知行動療法と、認知症というのは、
あまり関係ないかもしれないが、
「認知」という言葉が共通しているだけに
気になるところがあるし、
参考にできるような気もします。

もの忘れについて、
それは認知症なのか、加齢によるものなのか。

「私は、認知症だから」と、
おしゃべりな老婦人が言うのは、
何か別の意図があって
言っているようだから、
それほど深刻にならなくていいようだ。
(わたしの母も、これに該当するが...)

で、参考になる、見分け方、対応法を、
以下の本で見つけた。

もう限界!!認知症の家族を介護するときに読む本 第3版

-引用-

【認知症による物忘れ】

  • 病気である
  • 進行する
  • 体験したことを忘れてしまう
  • 記憶力だけでなく、時間や判断が不確かになる
  • 自分がいる場所がわからなくなる(自宅に帰れなくなる)
  • 日常生活に支障がある
  • 他の精神症状をしばしばともなう
  • もの忘れをしばしば自覚しない

【加齢によるもの忘れ】

  • 病気ではない
  • すぐに進行しない
  • 体験の一部分を忘れてしまう
  • 記憶力だけが衰える
  • 自分がいる場所がわかる(自宅に帰ることができる)
  • 日常生活にとくに支障はない
  • 他の精神症状をともなわない
  • もの忘れを自覚している

接し方:症状のレベルに合った接し方を心がける
1.認知症によってもの忘れはしても、知的レベルは下がらない
2.認知症の進み具合によって、理解できるレベルが異なる
3.症状を理解し、認知症の人にわかる伝え方を工夫する

接し方:わかりやすい話し方を心がける
1.大きな声でゆっくりと、おだやかな口調で話す
2.わかりにくいことばは、簡単な表現におきかえる
3.認知症の人が答えやすいよう、質問は具体的にする

接し方:不快感を与える態度に注意する
1.ことばだけでなく、態度で思いを伝えることも大切
2.怒った態度や乱暴な動作を見せるのは逆効果
3.認知症の人の気持ちを傷つけるような態度はとらない(間違っていても訂正しない)

接し方:介護日記をつけてみる
1.認知症の人の「困った行動」にも、理由やきっかけがある
2.介護日記をつけ、認知症の人の行動パターンをつかむ(5W1H)
3.医師や介護の専門家に相談する際は、介護日記を持参するとよい

接し方:環境をかえるときは慎重に
1.環境の変化によって、認知症が悪化することもある
2.環境をかえる場合は、時間をかけて少しずつ慣れてもらう
3.住み替え先などのスタッフには、事前に自宅でのようすを伝えておく

介護者のケア:まずは病気を受け入れる
1.認知症を「病気である」と受け入れることが大切
2.本人に強く言っても、症状の改善にはつながらない
3.困った言動は、すべて「病気の症状」と受け止める

介護者のケア:割り切ることも大切です
1.認知症の人を叱っても意味がない
2.ときには、調子を合わせるための「小さなウソ」も必要
3.病気だと割り切り、近所にも本人の状態を伝えておく

-引用終わり-

人が何かを認知するというのは、
感情とは無関係にいかないだろうから、
その感情を波立たせないように、
ということなのでしょう。

ただ、家族が、
どれだけ守ってあげようとしても、
社会がそれを乱してしまう場合もあります。

難しいものです。