手話という言語

言葉を習得しないと、できないと、
思考が進まないというのがよく分かります。

母親と話していると、
いつもいつも同じことをしゃべる、
と感じていましたが、それは、
本人の頭の中しかアクセスする場所が
ないためであって、そこから
離れたところにアクセスさせるためには、
何かいい質問をするのが一番いいようです。

ある意味、新しい言語を学ばせる感じでしょうか?

以下の本から、引用します。

新・新装版 わかる! できる! おやこ手話じてん

人はこの世で唯一「言語」を持つ動物です。言語は人と人とを結びつけ、人を理解し、社会を理解し、自分自身を理解する道具です。きこえない子どもたちが赤 ちゃんのときから手話という言語を用いて、お母さんやお父さんそしてお友だちと楽しく意思を通い合わすことは自然なことです。なぜならば、手話はきこえな い子どもたちの言語だからです。

きこえない子どもの90%は、きこえる人の家庭に生まれます。きこえる家族はほとんどの場合、手話を知りません。そしてきこえない子どもとのコミュニケーションに当惑し、わが子との意思疎通に絶望的になりがちです。
 でも、絶望することはありません。今日からあなたもきこえない人たちの言語である手話を使ってみることです。目で見る言語えある手話は、きこえない子どもとのコミュニケーションをきっとスムーズにそして豊かにしてくれることでしょう。

手話はきこえない子の発達と成長を支えます
 きこえる人々に囲まれて生活するきこえない子にとって、家族のなかで自分だけきこえないということは、心理的孤独感や疎外感が生じやすいということがあります。例えば家族が一緒に食事を楽しんでいるとき、自分だけまわりの会話に入れない。そんなとき、きこえない子はどうしているのでしょうか。一人、下を向いて黙々とごはんを食べてはいないでしょうか。もし、家族みんなが手話を使えたら、その子はきっとリアルタイムに話題を共有し、自分の思いや考えを言うこともできるでしょう。そしてまわりの人たちが手話を使うことで、きこえない自分が家族に受け容れられ、大切にされていることも実感できます。さらにはまた、情報がリアルタイムに入ることで、さまざまな知識を身につけ、考える力も育っていくでしょう。関わる人とのコミュニケーションがあるからこそ、情緒や社会性、認知能力も伸ばすことができるのです。

手話は、日々の暮らしのなかで使われていけば自然獲得できる言語です。その意味ではきこえる子が音声日本語を獲得していく過程と同じです。