必ず乗り越えられる

就職することも、就職活動をして何十回も不採用通知をもらうことも、格好悪いことでもなければ、大切なこととはいえ、若者本人がそれほど深刻に受けとめる必要もない。
 夢や希望がなくても、ひとまず就職を-。
 あまりにも無粋な意見、と言われてしまっただろうか。
 しかし、無粋とわかっていてもつい口にしなくてはならないほど、個人にとって社会全体にとっても切実な問題なのだ。
 そしてまた、深刻ではあるが、ひとりひとりの意識が少し変わるだけで、必ず乗り越えられる問題でもある。

(就職がこわい、香山リカ)