恋っていうのはね、精神の病なのよ。つまり、…

恋っていうのはね、精神の病なのよ。
つまり、とても冷静な判断を
下せる状態ではないってこと。

そんなときに人生で最も冷静な判断を
必要とする結婚を決めたら、
一生後悔するハメになるわ。

(「やまとなでしこ」名言集)

この言葉は、何て言ったらいいんでしょう。

当たっている。
でも、100%でもない。

百歩譲って、その通りに、
恋している状態、浮かれている状態を、
精神の病に近いものと認識したとしても、

その状態で判断した結婚が
うまくいっている場合もあれば、
そうでない場合もあるんだよね、やっぱり。

半分半分かな…?
いや、後悔の方が多くなってきているかもね。
今の世の中は…

重要な判断をする時は、
やっぱり必ず、冷静さが必要。
でも、恋が冷静すぎたら、
その甘さも半減しちゃう。

好きで、好きで、それしか考えられない。
だから、恋って言うのに…。

もし、そんな時でも、
賢明に判断したいと言うのなら、
「今の自分は世界一浮かれているから、
 しばらく待って、重要な決断をしよう。」
って言うしかない。

でもなぁ、相手が、
それを理解してくれない時は、
つらいことになるよね。
「そんなこと言って、本当は、
 別に好きな人がいるんでしょ?」
なんて、迫られる。

そして、
「そ、そんなこと、ないよ。」
と答えるついでに、最後には、
「わ、分かった。すぐ結婚しよ。」
とまで、言わせられるハメになる。

そして、やっぱり、後悔へ…

好きって、罪だね。
前後左右を見えなくしてしまう。仮に、
自分が冷静でも、相手がそうじゃないと、
好きという気持ちがある限り、
二人の関係に冷静さを残しておくのは、
かなり難しくなる。

恋、恋、恋。
人は、人を好きになると、
どうして、こんなに見境がなくなるんだろう。
好きって、本当にいい感情なのに…

【参考】
アルジャーノンに花束を(ダニエル・キイス)

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