出口は出口ではない。
出口は入口でもある。
(嫉妬の香り、辻仁成)
メールでいただいた言葉です。
そのまま、ご紹介します。
——メール内容——–
こんにちは、hiroです。
今日は、とっても
素敵な言葉に出会えたので、
どうしても伝えたくて
メールしました。
「嫉妬の香り」は恋愛小説です。
私は、この本によって、
磨いたり、鍛えたり、気にしたり、
意識したり、高めたりしていないと、
人間は、美しさをどんどん
失っていくことになるから、
自分を磨き続けていこう、
ということを学びました。
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私たちは、何か問題に出くわすと、
やはり出口を探します。
早く抜け出したいという必死な思いで。
そして、本当に出口を見つけて、
そこから抜け出すと、
すごくホッとします。
しかし、必ずしも、
出口を見つける必要を感じない
場合もあります。
とても居心地のいいところだと
そう思うでしょうね。
出口を抜けて、
新しい入り口へ向かう勇気が
湧いてこない時がそうでしょう。
なんか簡単に書いてしまいましたが、
実は、出口から抜け出るのが
容易でない場合もあるわけで…
たとえば、この本のタイトルにある
「嫉妬」という感情が、
問題の本質だとすれば、
その感情を捨て去れない限り、
いつまでも苦しいのです。
入り口には、
出口がつきものということでなく、
出口には、入り口がつきもの。
そういう感覚で、
旅を楽しみたいものです。
【参考】
嫉妬の香り(辻仁成)