落ち込んだ時には、
よく自分に言い聞かせるんです。
『欲しいものは全部
手に入れてるじゃないか。』
(西原理恵子、Yahoo!インタビュー)
人は、どのレベルでも、
どんなことにでも、
落ち込むことができる。
次の言葉も、なんとなく、
それに近い気がします。
「恋をすれば幸福になると思っていた。
それは当然のことだと信じて疑わなかった。
あの頃の自分に教えてやりたい。
こうしている自分の姿を見せてやりたい。
求めていた幸福には、こんなにたくさんの
孤独が隠されているということを。」
(一日の終わりに思うあなたのこと、唯川恵)
恋が実れば、結婚できれば、
お金がもっとあれば、仕事がうまくいけば、
というふうに自分が幸せになる条件を
いろいろ考えて、ささやかながら、
それを手に入れて生きていけたとしても、
やっぱり、落ち込む。
ずっと前の自分から比べれば、
幸せになっているはずだけれど、
今目の前にあるものが
手に入らないという理由だけで、
私たちは、十分に落ち込める。
人のことを言えない私です。
しかし、だからと言って、
何でもかんでも、
プラス思考、ポジティブ、前向き、
「行け、行け?」っていうのも、
何か、人間的でなくて、
好きになれない時があります。
特に、事情も分からずに、
「大丈夫、大丈夫、
前向きにいこうよ。
心配しすぎだって。」
なんて言われると、なんか、
腹立たしくなったりもします。
そして、面白いことに、
前向きになったからというより、
そういうセリフを言った人間に
腹立たしさを感じた勢いで、
それをやり遂げてしまったり…
落ち込みでも、プラス思考でも、
結局、自分の心に感じた思いを、
エネルギーに変えられさえすれば
いいんですよね。
そんなことに気づきながら、
生きている日々だと思います。
【参考】
女の子ものがたり(西原理恵子)