相手を信じられない時、
得てして人は相手ではなく、
自分への確信を失っているのだ。
(十二国記、小野不由美)
自分への自信がなくなると、
他の人へに対して、
疑いの目を向けるようになる。
う?ん、その通りだ。
自分のことを見ても、
疑い深い人を思い返してみても、
それが言えるよなぁ。
おそらく、自信がなくなると、
目の前に、フィルタが1枚
できちゃんだろう。
たしかに、そのフィルタによって、
自分の身を守れはするけれど、
(怪しいものが多い世の中ですから…)
同時に、ありのままが見えなくなる。
自信のなさが重なると、
ますます、そのフィルタは厚くなって、
さらに、ありのままが分からなくなり、
ささいなことにも疑いをかけたくなる。
まさしく、悪循環ですね。
疑い深い人の「疑い」が、
どんどん深くなる理由が
分かるような気がします。
多分、自分では止められないところまで
いくんでしょう。自信のなさって、
けっこう、取り戻すのが難しいから。
周囲が、かわいそうと思い、
いくら励ましたとしても、
自分自身が、ちょっとしたことにでも
チャレンジして
前進していかないことにはねぇ。
自信がなくなり、周囲を疑いだし、
何にもチャレンジしなくなったら、
もう、お先まっくらな気がします。
そうならないように、
とは言っても、考えすぎずに、
自分に気づきましょう。
【参考】
黄昏の岸 暁の天(十二国記、小野不由美)