貧乏はハシカと同じだ。
どうせかかるなら早い方がいい。
(本多静六)
ということは、
ほとんどの人が、
一度はかかる病気(環境)…
貧乏な家に生まれた人は、
すでにかかったことになる。
ただし、親が、その環境から
子どもたちを守り過ぎて
いなければの話だが。
そうしないと、
大人になってから、
また貧乏になることもある。
貧乏のレベルには色々あるから、
これまた何とも言えないが、
サラリーマンという
安定した環境を捨てて、
自分の事業を起こしたり、
新しいことをしようとする人も
だいたいは、ある程度の期間、
それまでにない「貧乏」を
経験するはず。
新しいことはしたいけど、
うまくいくまでの間、
何の苦労もしたくない人は、
おそらく、
その貧乏期間を避けるために、
結局は、何も始めない、
という選択をするでしょうね。
貧乏にならなくて済むけれど、
自分が「生きたぁ?」という実感を
感じることもできないかもしれない。
貧乏は経験するべき、
ということなんだろうけど、
私は、お金の貧乏に限らず、
足りない状況、つまり、
環境でも何でも満たされない状況が、
何かを生むんだと思います。
満たされている状況では、
いいものが生まれるはずなんだけど、
意外と活かしきれない人間は多い。
それは、「貧乏」の経験を
賢明に理解してこなかったから
ということになるでしょう。
ただ、貧乏すればいい、
というわけじゃあないんだよなぁ。
【参考】
人生計画の立て方(本多静六)