平凡なんて、あるわけない。

平凡なんて、あるわけない。

(英語)
There are no ordinary moments.

(ダン・ミルマン)

平凡な生活をしたい、
という願いそのものが、
まず、無理なわけです。

平凡に見える瞬間も、
あとに苦しい人生になったとすれば、
「あの時は幸せだったぁ」と思える。

平凡に見える伴侶も、
不慮の事故で突然の別れがくれば、
とてつもなく寂しくなる。

平凡な才能しかないと
嘆きたくなる我が子にも、
苦労した他人の子育て話を聞けば、
愛しい気持ちがよみがえってくる。

平凡なんて、本当はない。
平凡に見える、あるいは思えるのは、
私たちの目が、まだ開いていないから。
見えていないものが、
見えていないままだから。

そんなふうに思います。

平凡だなぁ、
と退屈に思っているとすれば、
それは、本当のところ、
自分に飽きていること。

だから、何かのせいにしたり、
誰かのせいにしちゃいけない。

だって、じゃあ、
非凡で、この上なく
波瀾万丈の人生を送りたいか、と言えば、
そういうわけじゃあないでしょ。

平凡だぁ、っていうのは、
嘆きなんかじゃないのです。
気づいていない自分の恥を
さらしているだけです。

【参考】
会えて、よかった(黒田清)

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