不満を言うほど、
人生は悪いものじゃないから。
(アシュリーの言葉)
通常の8?10倍のスピードで
体が老化してしまうという
プロジェリア患者さん。
今日の言葉は、その一人、
14歳のアシュリーちゃんが
語ったものです。
「時間よ、遅くなれ!」
と言っても、
周囲の誰よりも速い
時計のスピードは
変わってくれない。
やり残したままのことが、
どんどん置き去りになっていく。
これで、不満が出ない方がおかしい。
以前紹介した「引き算の人生」
という詩を思い出しました。
「人生は足し算だと思っていました。
学校へ行って新しいことを勉強し、
できなかったことができるようになる。
友達をつくる。
知識や技術を身につける。
働いてお金をもうける。
服を買う、車を買う、家を建てる。
足りないものは足していく。
…
(でも、病気になって)
今までできたことが、
できなくなりました。
やりたくてもできないこと、
どんなにしたくても、
やってはいけないことも
増えました。
それから人生は引き算になりました。
たくさんあることの中から、
ほんとうにしなければならない
ことだけを残す引き算です。」
(傷つきやすいあなたへ、木村藍)
ポイントは、
人生に不満があるかどうかでなく、
不満を言う人間でいたいかどうか、
だと思うのです。
他人から見れば、
「そんなことなんか」
と思えることにでも、
当の本人は、きっと
不満を見つけられる。
人生って、そんなもの。
だからと言って、
誰かと比べた上で
満足するのも違うけれど、
不満に埋もれた自分だけには、
なりたくないですね。