…僕は言います。
「ずっとそれが続くもの
ではありませんよ」と。
人生は川のように流れている。
幸せに向かって流れたり、
不幸へと流されたり。
その流れに逆らえないこともある。
ならば流されればいいと僕は思う。
何処へ行くのか分からない川の流れに乗る。
行き着く先が分からないからこそ人生。
ただし、自分の意思を持って
流されていくことが大事なんです。
(谷村新司、PHP文庫コラム)
oracionさんからの投稿です。
流される、といえば、
自分の意思をもたないで流される
ような悪いイメージがあったけれど…
そっかぁ。
自分の意思をもちながら、
流されることも出来るんだなぁ。
ちょこっと力を出せば、
乗り移ることができる陸地とか、
船とかにも目を配りながら、
流されていること。
人間は、そもそも
そんなふうに出来ているはず。
私のお気に入りの言葉です。
「何かに突き当たると、
水は逆らうことなく流れを変えます。
行く手を遮るものがないときでも、
水はさまざまに回り道をします。
わたしたちの体を構成する
いちばん多くの要素が
水であることを考えるなら、
わたしたちにも同じ性質が
備わっているはずです。」
(何もしない贅沢、ヴェロニク・ヴィエン)
幸せの絶頂にあっても、
不幸のどん底にあっても、
それは流れの途中に過ぎない。
その場に浸りすぎて、
溺れないように気をつけるだけ。
そうすれば、また流れに乗れるから。
(参考)BEST(谷村新司)