ことばで問われた質問に、…

ことばで問われた質問に、
いつもことばで答える必要はないの。
…深い問いかけにはアタマだけじゃなく、
ココロもカラダも使って答えなくちゃね。

(ほぼ日、谷川俊太郎さんの答え)

「おまえら、やる気あんのか?」

「はい、あります。
 これからは頑張ります。」

という対話に、
意味がない時があるように。

ことばで答えを引き出そうとすること自体、
ウソをつかせたり、本質から遠のくことは
少なくない。

「本当に愛しているの?」

「うん、愛しているよ。」

と言いながら、裏切ることだって、
出来ちゃう人間だから。

「なんで、こんなことになったんだ?」

「みんなのためを思って、
 がんばっていたんだよ。」

って言えば、聞こえはいいけれど、
「人の為」と書いて
「偽」という漢字にもあるからね。

ことばって、
簡単だから便利だけれど、
答えになっていないことも
間違いなく多いんだよ。

ことばじゃ、本当の答えにならないよな、
って分かる瞬間、センスがあってほしい。
私にも、私の子供とかにも。

そうすれば、その時には、
もっといい答え方を
生み出せるだろうから。

(参考)詩を考える?言葉が生まれる現場(谷川俊太郎)

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