難しい注文だろうけど、
お願いだから
完璧な人間になろうとしないでね。
(英語)
I know this is probably a tall order,
but I need you to do me a favor
and try not to be so perfect.
(映画「幸せのポートレート」)
ツッコミとしては、
「完璧な人間になる方が
難しい注文だろ!」
ってなところでしょう。
しかし、性格的に言えば、
「リラックスして生きてね」
よりも「完璧に生きてね」
と言われる方が、
気楽な人もいる。
ただ、実際は、
そういうことが好きで、
それを目指して生きていながらも、
本当のところの自分は、
かなりのストレスに埋もれて、
疲れていたりする。
自分の性格が、
自分を苦しめていること。
「自分らしく生きてね」
っていう言葉もいいようで、
なかなか難しいところもある。
自分らしくって何よ?
それを探求するだけでも、
かなりの時間を要するものだよ。
気軽に言われるけれども…
そもそも、
自分らしく生きて
幸せを感じていたのなら、
他人の目も気にすることなく、
無理して自分を嫌いになることも
ないんだからね。
人は、自分の生き方が分からないから、
完璧を目指したり、人の真似をしたり、
いい加減に生きたり、立ち止まったりする。
そういうもんですよ。
「生きる」こと自体が、
簡単な注文に変わる時期に恋い焦がれて、
みんな生きているのです。