みんなによく思われようとして…

みんなによく思われようとして
懸命にやったとしても、人は
たいてい気づいてくれないものだ。

みんな自分のことを
考えるのに忙しく、
自分がどう思われているかを
知るほうにご執心なのだ。

(人の目なんか、気にしない!、デューク・ロビンソン)

気づかれなかったことに
ガッカリとするのなら、
思う順番が違っている。

大人になったら、
なおさら、その順番は
変えなくちゃいけない。

子供の時には、
ほめて欲しそうな顔をすれば、
たいていは、ほめてもらえた。

なかには、
そんな余裕もない大人も
いるけれど…

ほめてもらえそうだから、
がんばるんじゃいけない。

お金になりそうだから、
がんばるというのも、
いつか失望させられる時がある。

懸命になれることだから、
とりあえず頑張ってみる。
その先で気づいてもらえたら
ラッキーだ、くらいがちょうどいい。

だって、そうでしょ。
みんなみんなが、
「頑張っている自分に
 どうか気づいて欲しい」
と思いながら頑張っていたら、
誰が気づいてくれるというのだ。

そういうことだから、
気づいてもらうとか、
よく思われるとかを
目標にすることには、
根本的に無理があるのだ。

いっそ、逆の発想で、
気づいてあげよう、
ほめてあげよう、
ということを目標にした方が
達成されやすいと思うのだが…

(参考)人の目なんか、気にしない!(デューク・ロビンソン)


常識にとらわれない100の講義(森博嗣)

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