噂とはいい加減なものだ。
たいてい噂のほうがよくできている。
(映画「ワイアット・アープ」)
しょせん、情報は、
人の口から出てきたもの。
ネット時代の今は、
人の指からも出てくるか…
人が口で伝え、
人が書き伝えたりしなければ、
噂は、広がりようがない。
そして、伝わる途中で、
いろんな人のフィルタ
というものを通過するから、
良くも悪くも、
事実よりも大げさになる。
真実のことを知りたいなら、
自分で確かめに行かなくちゃいけない。
けれど、事実を見た自分が、
誰か他の人に、ちゃんと正確に
真実を伝えられるなんて
勘違いしちゃいけない。
自分にだって、
自分色のフィルタがちゃんとあって、
知らず知らずに、その色を付けて
誰かに伝えちゃったりしてるんだよ。
それがまた別の人の口を通れば、
また別のものに変わっていく。
そういう伝達ルートの中に、
自分がいると考えると、
責任重大で、ちょっと怖いね。
何かを有利に運ばせる目的で、
噂を操るつもりならともかく、
噂には関わらない方がいい。
多分、時間のムダになるかも…
良い話か悪い話かに関わらず、
その「良い出来」に
きっと心うばわれるだろうから。
(参考)映画「ワイアット・アープ」