君自身の声を聞こえないふり…

君自身の声を
聞こえないふりしていると…。
そのうち本当に
聞こえなくなってしまう。

(リアル、井上雄彦)

話題の映画「マーダーボール」。
訳せば、殺人球技となる。

そんなに危険なスポーツとは、
なんぞや? と思いきや、
障害者スポーツのこと。

なんで、障害者スポーツが
危険なのかと言えば、
車椅子に乗りながらのラグビーだから。

その車椅子は、
さながら戦車のようだ。

「リアル」という漫画も、
同じような戦車の車椅子スポーツであるが、
種目がちょっと違う。
こちらはバスケットボール。

障害者スポーツと言えば、
なんとなくリハビリのような、
ゆるやかなイメージばかりを
持っていたけれど、やはり同じ人間。
スポーツを通した戦いともなれば、
心の叫びと叫びがぶつかりあって
激しくなるのは、当然と言えば当然。

なんか、体の障害というものを、
別の見方で見なくちゃいけないなぁ、
という気がしてきました。

と言うより、思いっきり
生きていない自分が感じられて、
自分の方こそ、
何かしらハンディキャップを
抱えているんじゃないか
っていう気持ちすらしてくる。

自分自身の中の叫びが
聞こえないという「障害」。
これは、大きな問題だと思う。

聞こえないふりはいけない。
聞こえるうちに聴こう!

(参考)リアル(井上雄彦)

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