だまされてよくなり
悪くなってしまっては駄目
いじめられてよくなり
いじけてしまっては駄目
ふまれておきあがり
倒れてしまっては駄目
いつも心は燃えていよう
消えてしまっては駄目
いつも瞳は澄んでいよう
濁ってしまっては駄目
(坂村真民)
だまされてもいい、
と思えるようになるのは、
執着するものがなくなった時。
守るものがあればあるほど、
人は人を警戒してしまう。
誰彼となく人を警戒していれば、
だまされることは
なくなるかもしれないけど、
人間関係がギコちなくなる
かもしれない。
いじめられてもいい、
と思えるようになるのは、
心の避け所がちゃんとある時。
しかし、
それがあったとしても、
いじめられることを
耐えるっていうのは、
本当に大変なことだと思う。
自分というものを
捨てる気持ちにでもなれない限り、
やっぱり無理かもしれない。
けれど、捨てるっていうことは、
一歩間違うと、
自分の命をも捨てることにまで
行きすぎる可能性もあるから
紙一重のような気もする。
ふまれても
起き上がろうと思えるのは、
自分が燃えているから。
自分が燃えてさえいれば、
多少のゴミやチリがふりかかっても、
自然に燃えてくれるでしょうしね。
気づかないってのも、
なんかいいですね。
