何よりも怖いのは…

何よりも怖いのは
その恐怖に背中を向け、
目を閉じてしまうことです。

そうすることによって、私たちは
自分の中にある一番重要なものを、
何かに譲り渡してしまうことになります。

(七番目の男、村上春樹)

かむらさんからの投稿です。

自分の手に負えそうにないから、
怖く感じる、震えたりもする。

つまり、結末を考えて、
怖がっちゃうんだよね。

たしかに、
それを想像したら、
負けしか考えられない
かもしれない。

だからと言って、
背中を向けるような戦い方をしたら、
ますます、悲惨な結末になってしまう。

恐怖の対象に対して、
今の自分には何が出来るか、
それを考えるためには、
よく見なくちゃいけない。

どこかに、
隠れたチャンスが
あることも多いだろうし…

背中を向けたら、
そんなことには気づけない。
何を準備すればいいかも分からない、
どんな仲間と手を組めばいいかも。

背中を向けると、
何を譲り渡したことになるか。
何を捨てたことになるか。

「自分で決めること」
私は、それだと思う。

(参考)村上春樹全作品 1990?2000

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