少なくとも、人間たる者は、
医者になるとか、
政治家になるとかいう目標よりも、
どんな生き方の医者になりたいとか、
どんな生き方の政治家になりたいかを
問題にすべきではないだろうか。
(孤独のとなり、三浦綾子)
こういう言葉が
すぅーっと入ってくると、
自分の目標のズレが
分かってくるような気がします。
金持ちになりたい!
どんな生き方の金持ち?
考えてしまうことでしょう。
きれいな言葉で飾り付けても、
本音は、自分が一番知っている。
結婚したい!
どんな生き方をする妻(夫)?
先生になりたい!
どんな生き方をする先生?
プロ選手になりたい!
どんな生き方をする選手?
もしかしたら、
生き方を考えたときに、
そのなりたい「目標」じゃ
そうは生きられないな、
と気づくかもしれない。
それに気づいたときに、
どうするか。
生き方なんて、
どうでもいい。
それにさえなれば、
幸せになれるんだ。
と突っ走るか…
自分の本当に欲しいものを
見つめ直すか。
きっと、
なりたい者っていうのは、
知っていることからしか
思い浮かばないだろう。
けれど、
生き方っていうのは、
まわりにお手本がいなくても、
思い浮かぶことが
あるんじゃないかなぁ。
まず、生き方の目標を考える。
その先で、なりたい者を見つける。
そういう回り道も
あっていいかもしれない。
(参考)孤独のとなり(三浦綾子)