あなたがするどんな小さな仕事でも
神さまの仕事にすることができます。
(松原泰道)
たくさんの人の目にとまる仕事、
っていうものがある。
昨年12月、アメリカで
7歳の女の子が母親をかばって
銃弾6発を浴びる重傷を負う
という事件があった。
その女の子が度重なる手術に耐え、
このほど退院し、米メディアは
「奇跡の少女」として伝えていた。
アレクシスというその女の子は、
「お母さんをケガさせたら駄目」と叫んで、
母親と母親の元男友達(銃を持つ)の間に入り、
撃たれたとのこと。
メディアが注目するくらい、
大きな仕事です。
しかし、世の中の子供達みんなが、
母親を守るために、
何もそんな大事件が起きることに備えて
命を張るまでの覚悟をする必要はない。
日々の、ささやかなお手伝いや
感謝の言葉、コミュニケーションが、
母親を十分に助けるだろうと思う。
自分にしろ、他人にしろ、
世の中の人々にしろ、
大きなことが起こらないと
変わらないなんていうのは、
勘違いかもしれない。
ささいなことの積み重ねに
大きな感動をして
変わることもあるのだ。
それが、神さまの方法だと思う。
(参考)乳と卵(川上未映子)