この世の中で一番贅沢な娯楽は、…

この世の中で
一番贅沢な娯楽は、
誰かを赦すことだ。

(魔王、伊坂幸太郎)

ストーリーのなかで、
「ノーバディ・グッドマン」
という人の言葉として、
引用されていますが、

Nobody Goodmanという名前は、
どう考えても実在しない気がします。

Goodman(いい人)という姓はありえても、
Nobody(誰もいない)という名は
ありえないでしょう。
名無しの権兵衛っぽい意味合いかなぁ…

ともかく、
人を赦すということは、
それだけ心が豊かでなければ
出来ないこと。

お金とモノは豊かでも、
心が豊かになれるとは限らない。

もちろん、だからと言って、
お金とモノに乏しい人が、
心が豊かだという保証もありません。

心の豊かさは、それらとは別もの。

お金やモノに、
それを置く場所があればいいように、

人を赦すには、
その人を受け入れる場所が、
心の中になければいけない。

わたしはあるかな?

と自分の心を覗いてみたのですが、
かなり狭いという気がします。

その上、その部屋の扉のちょうつがいが
さびていて、時々、開き具合が悪い。

それが治るのは、気まぐれ。

もっと贅沢をしたいと思うのですが、
そんな調子で、心は追いついてないです。

(参考)魔王(伊坂幸太郎)

No.2463

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です