「する」「しない」の差に比べれば、…

「する」「しない」の差に比べれば、
「好き」「嫌い」の差はないに等しい。

(的を射た言葉、森博嗣)

新しい仕事を始めたばかりの人が、
「今の仕事が好きになりそう!」
と喜んで言った翌日に、

「うーん、なんかイヤになってきた。」
なんてセリフを吐くようになるのは、
そんなに珍しいことじゃない。

けれど、生活のためだということで、
働き続ける人がほとんどだろう。

もちろん、なかには、
思った瞬間から、
次の仕事を探す人もいるだろう。

好き嫌いは、
そんなに重要じゃない。

嫌いだけど「やり続ける」
という選択もあれば、

嫌いだから「他を探すことをやる」
という選択の人もいる。

さらには、嫌いだから、
続けもしないし、他も探さない、
という選択もありえる。

好き嫌いの感情の先で、
何をするか、何をしないかが、
結局のところ、人間をつくる。

好き嫌いの感情が生まれた瞬間に、
人間がつくられるのは、
めったにないんじゃなかと思う。

人の好き嫌いも、
それと同じかな。

だいたい、人の好き嫌いは、
性格、考え方、相性などもあるから、
あっても不思議じゃない。

大切なのは、その先で、
好き嫌いを中心に、
自分の「する」「しない」の行動が決まり、
人間関係がつくられること。

好き嫌い中心でなく、
損得中心で行動を決める人は、
違うものをつくるだろう。

大切なのは、
することと、しないこと。

よーく分かります、それ。

(参考)目薬αで殺菌します (森 博嗣)

No.2498

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