一に止まると書いて、…

一に止まると書いて、
正しいという意味だなんて、
この年になるまで知りませんでした。

人は生きていると、
前へ前へという気持ちばかり急いて、
どんどん大切なものを
置き去りにしていくものでしょう。
本当に正しいことというのは、
一番初めの場所にあるのかもしれません。

(神様のカルテ、夏川草介)

何が正しいのか、
どこに正しいものがあったのか、、
人は、忘れてしまいます。

それでいて、
誰が正しいか、
という議論は好きなのです。

誰が正しいかの
議論をはじめれば、
自分の正しさを弁明するために
必死にがんばり始める。
何が正しいを忘れて…
(私も、知らず知らずのうちに)

とりとめもない思考や議論に
踏み込んでしまったときには、
はじめの場所にこそ、
大切なことがあるかもしれない。

なんで、
それを考えることになったか、
なんで、
それを始めることになったか、
なんで、
そんな話し合いが始まったか。

自分の立場とか、
意見を守るために、
だんだんズレてくる人間。
それを忘れやすいのも人間。

前へ前へ、上へ上へ、
とやっているうちに
忘れているものって
かなり多いんでしょうね。

(参考)神様のカルテ(夏川草介)

No.3358


こころの処方箋(河合 隼雄)

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