「何が何でも自分の夢を満たしたい。
それができないのは、
世の中が悪いし、他人が悪いのだ」
と他にその原因を押し付けてみても、
事態は好転しない。
(二番手を生ききる哲学、童門冬二)
夢っていうのは、
自分の思うままやって、
うまくいってしまうこともあれば、
(センスのある人は、それが続いたりする)
それに味をしめて、
また、思うままやろうとしたら、
まったく、うまくいかなくなる、
ってことも少なくない。
勘違いしちゃいけない。
自分の夢を果たしたい、
と願っているときに、
その自我がかえって、
自分を邪魔していることがあります。
世の中が悪いのと、
自分の才能を生かせないのは、
通じている場合もあるけれど、
注目を浴びすぎて、
邪魔されることが
多くなった人以外には、
そんなにありえない話だと思います。
夢が叶わないのは、
運とか、タイミングとか、
も関係あるだろうしね。
果たしたい、
叶えたい、という思いさえあれば、
何事も叶う、というのは、
自己啓発の常套句だけれど、
たとえば、
今の時代のタイミングに
合っていないものを、
どんだけ、がんばっても、
叶えられることがないものもある。
世の中のせいばかりじゃない。
自分の力や才能が、
今の時代のどこにマッチするか。
いつも分かるとは限らないが、
そういうことも関係あるんだよな。
夢は、近いようで遠い。
遠いようで、近いこともあるけど。
(参考)二番手を生ききる哲学(童門冬二)
No.3479