人にはそれぞれの
戦場があるんだ。
(アフターダーク、村上春樹)
何かチャレンジを与えられても、
がんばらなくていいや、
と思ってしまう人間がいたとして、
じゃあ、何なら、
がんばれるの?
ということになると思う。
わたしの子供が、
何かをあきらめそうになる時、
そういう質問を
思い起こさせるようにしている。
勉強もイヤ、部活もイヤ、
という態度になった時に、
じゃあ、家事を手伝うか、
うちのトイレ掃除をするか、
料理を覚えるか、
っていう話をするんですね。
すると、意外にも、
やっぱり勉強をがんばる、
部活をがんばる、
っていう話になります。
自分の嫌いなこと、
不得意なことに
携わらないためには、
得意とすること、
今まで頑張っていたことを、
これからもあきらめずに、
極めなくちゃいけないのだ。
すると、世の中は、自然と、
「あなたは、これが得意だから、
こちらをがんばってください。
社会のために極めてください。」
となる。
言葉を変えれば、
ふさわしい戦場を与えられる、
というわけです。
だから、普通は、
人それぞれの戦場は
違ってくる。
得意なところ、
与えられた戦場で、
がんばらないといけない。
そうしないと、
不得意な戦場に
連れて行かれてしまう。
子供も、大人も、そうだ。
(参考)アフターダーク(村上春樹)
No.3480