勝ったり負けたりは
人生とおんなしや。
勝ち続けはつまらへん。
負け続けは身が持たへん。
勝ったり負けたりがおもろいのんや。
(ハッピー・リタイアメント、浅田次郎)
勝ち組、負け組。
そう分けられて、
勝っているほうは、
気分いいだろうけど、
負けているほうは、
つまらない、面白くない。
負けているほうは、
ゲームから降りたり、
逃げていったりするかもしれない。
そういうことが積み重なると、
勝つ相手がいなくなり、
勝負も成り立たなくなって、
勝っているほうも
「勝ち」を味わえなくなる。
勝つこともあれば、
負けることもあるのが面白くて、
それでも、その中で
勝ち続けているのが、
きっと一番面白い。
負けている方としても、
勝つかもしれないという状況を
競って戦っているのが面白い。
出来レースでは、
楽しくなるわけがない。
逆にいえば、
絶対に勝てるから、
なんていう嘘や八百長に
だまされたりしないことも大切。
人に出来るのは、
勝つことも負けることもあるけど、
本当に戦いたい場面に出て行って、
精一杯、または面白く戦うことだと思います。
精一杯も、面白くも
戦えないところには、
いいことない。
No.3492