世の中の常識が
描く人生に、
何も自分から進んで
合わせる必要はない。
(「愚」のすすめ、弘兼憲史)
ずーっと好きな言葉の1つに、
常識は、それほど常識じゃない。
(Common sense is not so common. ボルテール)
っていうのがあります。
きっと、誰もが、
他人が作った常識には
縛られたくない。
けれど、
自分の作った常識に
自分が縛られすぎて、
苦しんでいる場合も少なくない。
だったら、どっちも
楽しいことじゃない。
世の中の常識っていうのは、
自分を守るために、誰かが作って、
それで守られたいと思った他の人も、
それに賛同してできたものに
過ぎないってこともある。
そんなものに、
自分から縛られに行くのは、
なんとも、もったいないこと。
とは言っても、
他人の目が気になって、
そういう道を歩む人も
少なくない。
他人の目、っていうのは、
それほども怖いものなのだ。
ただ、実際は、
他人にそう思われているんじゃないか、
というふうに見ている「自分の目」が、
自分を苦しめていることも多い。
となると、本当は、
常識なんて、どこにもない、
ってことになる?
(参考)「愚」のすすめ(弘兼憲史)
No.3524