人は、
弱みを見せることを、
弱い証拠だという。
けれど、本当は、
弱みを見せられないことが、
弱い証拠なのかもしれない。
(皆川修一)
赤字です、
売れてません、
リストラされました、
離婚されました、
自己破産しました、
そんなレベルの弱みでなくても、
男であれば、なかなか見せられない。
もちろん、
ひとかけらのプライドもなく、
弱みを包み隠さず見せるばかりか、
それによって、
人に依存しようとする人もいるから、
弱みを見せる見せないだけで、
強い弱いの判断はできない。
きっと、プライドの正しい持ち方、
っていうものがあるんだと思います。
バカにされないように、
つけ込まれないように、
弱みを見せない、
っていうことじゃなくて、
自分の現状を理解してもらった上で、
付き合ってもらおうってことが
大切だと思うんです。
弱みなど何一つない、
と思われて付き合わせるのは、
どこかにウソがある。
かと言って、
弱みばかりで頼りない、
という状態では、
付き合ってくれる人など
いないだろう。
こんな弱みもあるけれど、
こんな強みもある。
等身大の自分を見せながら、
進歩しようという気持ちがあることを
見せるのが、本当の強さだと思います。
(参考)チッチと子(石田衣良)
No.3538