「夢」が「現実」に…

「夢」が
「現実」に
変わることが、
必ずしも幸せではない。

(産経新聞、山根俊明)

もしかしたら、
「現実」に変わった瞬間までが
とっても幸せで、

「現実」に変わった後からは
幸せかどうかは、
別問題なのかもしれません。

そんなことを書いて、
真っ先に思い浮かべるのが結婚。

結婚という「夢」が叶って、
それから始まった「現実」を、
本当に幸せと感じている男女は、
どれだけいるだろうか…と思う。

欲しい欲しいと思って、
やっと手に入れたモノでも、
初期故障品をつかまされたり、
思うほど使いこなせなかったり、
自分に似合わなかったりとか、
現実は、それまでに
見えていなかったものを
目の前に突き出してくる。

現実に変わってしまえば、
夢はもう夢でなくなり、

夢を思う気分を
また味わうためには、

新しい「夢」を描いて、
それが「現実」に変わるよう、
がんばらないといけないから。

そして、そこには、
また叶うという保証は、
少しもない。

もしかしたら、実力や年齢、
ライバルのレベルなどの要因で、
叶わぬ夢として
ずーっと続くこともありえる。

夢は叶うまでが、まず楽しい。
その後に楽しいかは、別問題。
これを忘れちゃいけない。

(参考)夢をかなえるゾウ(水野敬也)

No.3650


こころの処方箋(河合 隼雄)

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