どこかに病気があれば、
不健康者とはいわないで、
なにかの欠陥があっても、
きょうの生活のためにはさわやかだ、
そういう気持ちを持つことが、
いちばん、大切なんですよ。
(ほぼ日、日野原重明)
小さな汚れ、
ちょっとした痛み、
スッキリしない出来事…
生活のなかには、
そういうものがいっぱいだ。
気にし始めれば、
キリがない。
気にしなさすぎると、
もう少し使えるはずのものが、
使いものにならなくなる、
っていうこともある。
だからっていうことで、
完ぺき主義で、
いろんなことを気にしすぎると、
快適を目指していたはずなのに、
かえって、快適から
遠ざかってしまうことも少なくない。
快適というのは、
きっと意識しすぎることなく、
得られている状態のことだろうから、
快適を意識しすぎて、
それに近づけるため、
直そうと努力して忙しくなり始めると、
かえって苦痛になることもある。
使っていれば、
古くなれば、
年をとっていけば、
いろんな不具合はだんだん出てくる。
それをどこまで受け入れられるか、
それによって、人生の質が違ってくる。
それを理解できる感性を養っておくのが、
一番大切な気がします。
No.3743