やる気でどうにかなるのは
せいぜい3日くらいのものです。
(勝間・藤巻に聞け!「仕事学のすすめ」、勝間和代)
やる気があれば、
何でも出来る、と人は言う。
わたしも、思わず、
そんな言葉を使って、
人育てや、子育てと
向き合ってしまうことがある。
「やる気があれば…」
この言葉って、
言うのが簡単なんですよね。
言いやすい、そして、
なんだか、そんな気がしてしまう。
言っている側は。
けれど、そのやる気っていうのは、
そう簡単に、キープできるものでもないし、
やることが難しくなってきたときには、
やる気以外に、実力も伴っていなくちゃいけない。
そもそも、
やる気の湧かない人間だからこそ、
やる気が薄れるわけで、
そういう人たちに、
「やる気を出せ」と
気合を入れても、
言われている間だけしか、
それはもたないでしょう。
あるいは、
言っている人間、
怒っている人間の目が
行き渡っている間だけの話。
やる気がない他人、
やる気がなくなった自分を
見つけたときには、
やる気を出さざるを得ない状況、
やる気がキープできる環境や条件を
ちゃんと作らないと、
どうにもならないことも多い。
人によっては、それを
「カタチから入る」と言う場合もあるが、
それとも、また違うように感じている。
たとえば、
カタチから入るために使ったお金が、
その人の身にとって痛くなければ、
容易にあきらめられるからね。
いずれにしろ、
やる気に頼り過ぎない、
がんばれるシステムを考えた人が、
成功するんだと思います。
No.3786