人生の終わりが来るまで、
病気でも何でも通過点だと思って、
ただ今を生きていたい。
人生ってずっと途中ですね。
途中下車して、
一休みしてから
別の列車に乗り換えてみる。
そこからまた新しい人生が
始まればいいですよね。
(毎日新聞、近藤勝重)
Noirさんからの投稿です。
「がん患者さんの言葉に、
近藤さんが返したかった言葉です。
ずっと同じ列車に
乗っていられると思ったのに、
突然、自分も乗り換えを
しなくてはならなくなりました。
近い将来や未来等、
これからを楽しみにしていたのに、
人生の質が変わってしまい、
それをまだ受け入れられません。
だからかな、すっごく響きました。」
たとえば、
地方から東京まで、
現在地から目的地まで、
行くために、
乗り換えなしで行けたら、
楽な気がする。
けれども、
乗り換えなしで行くと、
かえってコストがかかったり、
時間がかかったりする場合もある。
もちろん、
コストのかかること、
時間のかかることがすべて、
悪いとも言えない。
途中下車しなくちゃいけないなら、
そこで楽しめばいい。
乗換えがあるなら、
新しい路線の景色を眺めながら、
そこならではの美しさを
発見すればいい。
人生にも、
いろんな路線があり、
遅れや、待合室がある。
すべてを味わえたら、
それはそれで幸せなのだ。
そう思って生きられる余裕が欲しい。
No.3797