叶わない夢でもいい。
ついに届かなかったか
と嘆息を漏らしてもいい。
挑む機会すら奪われてしまうより、
何百倍もマシだ。
(グラウンドの空、あさのあつこ)
叶う夢と、
叶わない夢。
どちらが人のパワーになるかな、
なんて考えてみた。
すぐに叶う夢は、
本当のところ、
夢でもなんでもない。
かといって、
絶対に叶わない夢を抱いて、
本心からそれを目指すっていうのは、
誰にでも出来ることじゃない。
最初から大きな期待を背負わされて、
そのとおりに達成して、
やっぱりすごいなぁと言われる人も、
あまり知られていないか、
逆に変だと思われていながら、
偉業を達成したときには、
急に注目されたり、ちやほやされる人も、
叶えようとしていたのは夢。
そのどちらでもなく、
まわりに流されて、
多くのことをあきらめてばかりの人も
いるだろう。
あるいは、夢がコロコロと変わる人も。
本当は、夢に負けたくなんかない、
叶わなかったなんてことも嫌だ。
けれど、そうは思っても、
そんなことは起こりうる。
だから、挑戦しない、
という選択肢じゃなくて、
ため息するかもしれないが、
できるだけのことはしようと思って、
人生をがんばっていたい。
今日も、がんばる。
(参考)グラウンドの空(あさのあつこ)
No.3800