誰かに何かを伝えようとした途端、…

誰かに何かを伝えようとした途端、
そこでぶつかり合い、
「なかなか伝えられないもんだ」
と勉強するわけでしょう。
表現しようとして
逆に表現できないことに
気づくこともあるし。結局、
ずっとその繰り返しなんですよ、
人生って。

人間は欲望のかたまりで
絶対満足なんてしない。
不満と不安を抱えて
ずっと生きていく動物でね。

(どらく、柄本明)

何かを伝えようとしたときに、
伝わるメッセージは、
その伝えたいものと
違ってしまうことは少なくない。

たとえば、
愛している、
っていう言葉を連呼しようとも、
それまでの生き方で、
相手に伝わるのは、
おまえを利用しているだけ、
みたいなことだったりもする。

顧客のため、社員のため、
というセリフが好きな経営者から、
本当に伝わっているのは、
自分のため、お金のため、
というメッセージかもしれない。

真剣になればいい、
というわけでもない。

相手のフィルタ、
というものもある。
それが、ものすごく、
偏っていることもある。

いずれにしろ、
そんな一人一人の
受け取り方があるから、
伝えるっていうのは、
工夫のいることなのだ。

だから、
いろんな人と出会うたびに、
勉強になるんでしょう。

(参考) 伝える力(池上彰)

No.3828


モモ(ミヒャエル・エンデ)

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