「変わった」と言って非難する…

成長するってことは、
危険をともなうんだよ。
成長は変化で、変化ってのは
恒常性を壊すものだ。

変化している子供を、大人は
「変わった」と言って非難する。
それはあんまりだ。
人は死ぬまで変わる。
変わらない方が長い目で見たら不運だ。

(できればムカつかずに生きたい、田口ランディ)

変わった、変わった、
って言うけれど、じゃあ
変わらないほうが良かったわけ?
どう変われば良かったの?

自分が
「おまえは変わってしまった」
っていうセリフを吐いたとき、
そんなにふうに尋ねられたら、
きっと言葉を失うだろうなぁ…

そこで冷静に考えれば、
変わったことを非難したというより、
自分の思いどおりにならないことを
嘆いているだけなんだ、って思う。

どう変われば良かったか、
と自問したところで、

こういうふうに考えて、
こんな行動をする人になって欲しかった、
って要望が自分の心に浮かんだとたん、
自分すら、そんなふうに考えて、
そんな行動をとっていないじゃないか、
と気づかされる。

「変わってしまった」っていう非難は、
結局のところ、自分の手元から、
自分の理解の範囲から飛び出していく者へ
寂しさや悲しみ、ちょっとした嫉妬心で
言ってしまう言葉なのかも…

人は変わる。

そして、ちょっとは
危険なことがなければ、
成長なんて出来ない。

成長しないかもしれない、
無駄かもしれない、
意味ないかもしれない、
そんな危険をともないながら、
それでも変わろうとするのが
成長なんだな。

最近の自分に、そんな危険あるかな。

(参考)できればムカつかずに生きたい(田口ランディ)

No.3884


「原因」と「結果」の法則(ジェームズ・アレン)

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